赤と白
一回り古き地球の話
神話で語られることのない古代の記憶
一人の巫女、王に仕えていた
その巫女が従えるは白き龍だった
王は中央を治めていた
ある日彗星が降り国が荒れた
その地を捨て新たな地を求める者と
その地に残り再興を成そうとする者とで
分離した
王は後者の者を引き連れた
巫女も王に付き従った
巫女は王を心から尊敬していた
その身を、人生を捧げていた
争いは続き、王側は山河に籠城した
しかし、荒ぶる士達の襲撃を受けたため
巫女は首を切り離されて殺された
王は既に命を落としていた
その時の巫女の恨みが呪いとなり、天に黒雲をもたらした
黒い雲から降り注ぐ雨は、血のような真紅
巫女の汚れの血とも、襲った士達の血とも言い伝えられた
さて、巫女の従えし白龍は
3日間血の雨の中に唸り大地を泳ぎ
とうとう赤龍となる
そして、巫女の魂の弔いを行った
バタフライ エフェクト
玲香の今世の使命はパートナーと共感すること
そして共感を拡大し、周りの人達と共鳴し、生命力の根源、人間の本能を認識すること
避けてきたことが、使命だった
悲しみで疼く
玲香の周りでも最終調整が行われている
2017年春分からの始まりの準備に向けて
宇宙が全体意識に働きかけて、調整をおこなる
一見負に見えることも、宇宙の采配に完全に降伏すれば
自ずと必然で起こったことだとわかる
起こることは必然のこと
だから、何があっても自分を見失ったり、
自分の神を裏切ってはいけない
自暴自棄になって、信念や信仰を裏切ってはいけない
行いは漏れなく自分への返ってくる
罰なんかじゃない
宇宙は罰を与えたりしない
ただ自分が行ったことを、そのままに返してくれる
表面的に良いこと、だとしても
行いの動機が腐っていたら
返ってくるものは腐っている
偽善は自分が一番よく知っている
偽りのいい子ちゃんにならない
いい子は心根が美しいから善行になる
まずは自分の本性と向き合うこと
2017.2.11