約束
巫女の意識は3日間地上を彷徨った
首と胴体を斧で引き離された時の分離から
理性を失い、巫女はさらなる呪いをかけるため大気圏に上昇した
今わの時、かつての白龍、すでに赤龍となった従士現れ、巫女の穢れを喰らう
この時
赤龍と巫女、一度統合した
約束を交わしたのち、それぞれに新たな種を持ち、再び意識が分離した
巫女は白の女神となり、宇宙へ旅立ち
赤龍は穢れをうけて、鱗が赤から黒に変色する大地の神として地球に巻き付いた
巫女は赤龍に感謝し、約束を果たすため、永い永い意識の旅に出た
赤龍は巫女の帰りを待ち続けた
二つに分かれた時の約束は、
肉体を待った男女として未来で会う事
それまでに沢山成長して、また統合を成す事だった